第9戦 ラリー・オブ・フィンランド
2008年世界ラリー選手権(WRC)第9戦のラリー・オブ・フィンランドは31日夜から3日にかけて行われ、シトロエンC4に乗るセバスチャン・ローブ(フランス)がフィンランド初勝利、58年の歴史でスカンジナビア人以外では8人目のドライバーとなった。ローブはWRC42勝。シリーズ得点を66点に伸ばし、首位のヒルボネンに1点差と迫った。2位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカス)、3位にはスバル・インプレッサのクリス・アトキンソン(オーストラリア)だった。
ラリーは24カ所のスペシャルステージ(SS)のうち、ローブは15カ所でトップタイムをマークする圧倒的な強さを見せた。しかし、最終日の最後から2つめのSSでスピンしてコース外に出る際どいシーンもあり、ヒルボネンとの差9秒。預金に救われた。
「いいラリーができた。ジャンクションでは気をつけないといけないよ。行き過ぎないようにしないと…。それにしてもフィンランドで勝てたのは、ポイントを取れた以上に嬉しい。ミッコとは素晴らしい戦いができた。全く気を抜く時間などなかった」とローブは話している。
スバルのペター・ソルベルグ(ノルウェー)は6位。スズキのトニ・ガルデマイスター(フィンランド)は8位だった。
約2ヶ月の“夏休み”開けのラリーだったが、ローブ、ヒルボネンの2人が突出している。ローブとヒルボネンのタイム差は9秒だったが、ローブと3位のアトキンソンの間には3分以上も差があり、トップラリーストの勝負とはいえない。2人だけが飛び抜けてしまった現状を打破するためにも、スバルの奮起が望まれるところだ。
筆者:中島 祥和 筆者HP