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Motor Sports
World Rally Chanpionship 
コラム:WRCワークス大脱走

 三菱が14日にWRCからの撤退を表明したことで、2006年WRCは惨憺たる様相になった。プジョー、シトロエン、シュコダ、三菱の4チームが一気にラリー最先端のリストから消え去っていった。
 ワークス参戦を発表しているのはスバルとフォードの2チームだけ。シトロエンはプライベートで、シュコダは“第2チーム”として参加するが、分かりにくい。
 マニュファクチャラーズ選手権(ワークス)は5台以上の参戦となっている。1チーム2台だから、3ワークスの参戦が最低条件だ。第2チームは過去5年間にトップ6となったドライバーの出走を禁じている。若手を起用せざるを得ない第2チームをWRC参戦と認めるのは無理があるが、FIAはそうせざるを得ないだろう。
 ワークスは16戦全戦への出場が義務づけられ、欠場するとペナルティだが、プライベート(第2チームを含む)は10戦出れば6戦を休んでもいい。エントリー料もワークスの方が桁違いに高い。それでいて、プライベート参戦でも、ドライバーズ選手権には参加できる。
 典型的なケースはシトロエンの05年型をベースにベルギーのチームから連続チャンピオンを狙って出走するセバスチャン・ローブ(フランス)だろう。
 ワークスの利点といえば、メーカー選手権がかかっていること。シーズン途中に車を“進化”させることもできる点くらいだ。プライベートは苦手なラリーや経費のかかりすぎる開催地をパスできる。何のためのワークス参戦か分からなくなる。
 FIAやテレビ放映権を持つ会社の拡大主義が、チームの反対を押し切って年間16戦と開催回数を増やした。経費負担の増大も、WRCからの“ワークス大脱走”をうながしたきらいもある。規則も実に分かりにくい。このままではWRCが輝きを失うことになりそうだ。

筆者:中島 祥和 筆者HP




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