Dakar2009 STAGE-12
Dakar2009の第12ステージは大荒れ。首位を独走していたフォルクスワーゲンのカルロス・サインツ(スペイン)が砂丘で4b転落してリタイヤ。三菱でただ1台走行していたナニ・ロマ(スペイン)も電気系トラブルでストップ。三菱ワークスは壊滅した。15日、フィアンブラ〜ラリオハ間で行われたSSはジニール・ドヴィリエ(南ア、フォルクスワーゲン)がトップタイム。総合で首位に立った。2位にもフォルクスワーゲンのマーク・ミラー(米国)で、ハマーのロビー・ゴードン(米国)が3位に上がった。
前半の第7ステージから総合首位をキープしてきたサインツが、スタートから快走でトップタイムをマークしていたがクラッシュ、リタイヤした。事故が起こったのは223`のSSの79`地点。
「砂丘を走行中に突然、目の前に4bほどの穴が現れ、逆さまに落ちた。BMWとロマが近くを走っていて、BMWのクルーが車を引き起こしてくれた。ASOのドクターが到着して診断したが、ナビのミッシェル・ペリン(フランス)は鎖骨を骨折していた。車はエンジンも動くし概ね問題ないが、残念ながらリタイヤした」
サインツは無念のコメントだ。
三菱のロマはサインツの脱落で表彰台のチャンスをつかみかけたが、165`地点で電気系統のトラブルでストップ。サインツの事故地点から約86`進んだところだった。
コースは柔らかい砂、大きな石の転がる荒れ地、さらに部分的にはロードブックから欠落している地域もあり、参加者は苦闘の連続だった。砂丘を越えられず取り残される車も多く、CP不通過車を主催者がどう扱うか各チームは結論を待っている。
総合トップのドヴィリエは「ナビゲーションが極端に困難なSSだった。フィニッシュの約5`手前で多くの車が迷っていたが、ナビのディレク・フォンツイツビッツ(ドイツ)が絶妙なコース取りを指示してくれた。サインツのリタイヤは残念だが、残る2日を確実に走る」と話している。
筆者:中島 祥和 筆者HP