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Motor Sports
Paris-Dakar Rally 
Dakar 2006 第5レグ

 【タンタン(モロッコ)4日】ダカール2006(通称パリダカ)は4日、ワルザーザート〜タンタン間の第5ステージ819`(うちSS=競走区間、350`)を行い、三菱パジェロ・エボリューションに乗るステファン・ペテランセル(フランス)がトップタイムをマークした。総合ではカルロス・サインツ(スペイン、VWトゥアレグ2)が13時間04分57秒。2位のユタ・クラインシュミット(ドイツ、VWトゥアレグ2)1分28秒差に迫った。リュク・アルファン(フランス、三菱パジェロ・エボリューション)は3位でサインツに2分07秒差。ペテランセルは首位に9分25秒遅れる9位にいる。

激走するペテランセル。トップタイムをマーク


サインツのVW
 バイク部門ではマルク・コマ(スペイン、KTM)がトップ、トラックではウラジミール・チャグイン(ロシア、カマズ)が首位をキープしている。
 日本人参加者では篠塚建次郎(ニッサン・パスファインダー)が44位、池町佳生(トヨタ・ランドクルーザー)・51位、浅賀敏則(トヨタ・ランドクルーザー)・70位、三橋淳(ニッサン・ピックアップ)87位。トラックの菅原義正(日野レンジャー)は7位にアップ。菅原照仁(日野レンジャー)は14位。バイクの柏秀樹(ヤマハ)ら5人もフィニッシュした。

 ○…4日のキャンプ地、タンタン(モロッコ)は午前中から深い霧。飛行機の発着はできず、オフィシャル、プレス関係者もウワラザザットに足止め。ASOの公式ホームページの速報もままならない状況。しかし、午後になってタンタンの天候が回復。砂漠地帯特有の抜けるような青空。ラリーは順調に進み、記録も何とか整理されて、ASO関係者は胸をなで下ろしていた。ただ、電話回線はヨーロッパとつながりにくく、連絡を取ろうとする人たちは苦闘していた。

○…バイクで2度優勝。三菱パジェロに乗ってパリ〜喜望峰(1992年)で優勝したユベール・オリオール(フランス、いすゞ)が4日、リタイヤした。オリオールは4年前までASOパリダカ部門の責任者で、ラリーをコントロールしてきた。
 「ベンチレーター、ラジェターが壊れてしまった。エンジンも終わりだよ。家に帰るしかないね」とマラケシへと向かった。ラリーをコントロールするのと走るのは、やはり勝手が違うようだ。

○…3日リタイヤした増岡浩(三菱パジェロ・エボリューション)は、4日マラケシへ移動。5日にパリへ入る予定。
 「ゴールのダカールへはチームの一員として行くことになります。いったん日本へ帰っても、すぐにダカールへ飛ぶことになるので、パリにいてゴール直前にダカールへ行きます」と話している。

○…雪をかぶったアトラス山脈がキャンプ地から見える。ウワラザザートは砂漠の中の町。気温は氷点下に下がり、アフリカ大陸=熱さ、砂漠=熱砂と日本で持ちがちなイメージとは異なる。コースは細かい土の“土漠”が多く、地元の人々の走ったタイヤ痕が道でもある。
 時々、複雑に入り交じり、小さな集落ではタイヤ痕が八方へのびる。一本間違えると次第に方向がずれ、取り返しのつかないミスコースとなる。トップ10でもっとも時間をロスしたのはサインツで、SSをトップでクリアしたペテランセルに8分59秒遅れた。
 総合順位はサインツがキープしたが、前日のペテランセルとの差18分24秒が9分25秒と貯金を半分使ってしまった格好だ。
 「昨日はだいぶタイムロスをしたが、今日はよく走れた。コースのあちこちでパンクしている車を見たよ。明日はモーリタニア入りだ。砂漠となって様子は変わって来ると思うよ」と自信を見せた。
 トップ争いは厳しく、1位から6位までは2分21秒の中にひしめく。8位のシュレッサーも4分14秒差。ペテランセルは少し離れているが、追い上げは急。ズエラテからの砂漠戦を前に、つばぜり合いが続いている。

筆者:中島 祥和 筆者HP


■総合成績(暫定)【大会5日目1月4日(水)第5レグ終了時】

順位

ドライバー

車両

タイム
(2位以下はトップとの差)

1 C・サインツ フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 13時間04分57秒
2 J・クラインシュミット フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 1分28秒
3 L・アルファン 三菱パジェロエボリューション 2分07秒
4 M・ミラー フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 2分16秒
5 G・ドゥビリエ フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 2分21秒
6 B・サビー フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 2分41秒
7 J-N・ロマ 三菱パジェロエボリューション 3分45秒
8 J-L・シュレッサー シュレッサー・フォード 4分14秒
9 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション 9分25秒
10 T・マニャルディ シュレッサー・フォード 14分17秒
40 M・ポーンシリチャン 三菱レーシングトライトンエボリューション 4時間04分13秒
44 篠塚 建次郎 日産パスファインダー 4時間18分27秒
51 池町 佳生 トヨタランドクルーザー 4時間38分25秒
70 浅賀 敏則 トヨタランドクルーザー 4時間48分25秒
87 三橋 淳 日産ピックアップ 7時間14分17秒
89 メン・ガン・ユアン 三菱パジェロ 7時間16分43秒
1位のタイムは第1レグ(SS1)からのSS合計所要時間とペナルティーの合計

■SS5・成績(暫定)

順位

ドライバー

車両

タイム
(2位以下はトップとの差)

1 S・ペテランセル 三菱パジェロエボリューション 3時間34分40秒
2 M・ミラー フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 1分12秒
3 J-N・ロマ 三菱パジェロエボリューション 2分20秒
4 J-L・シュレッサー シュレッサー・フォード 4分11秒
5 L・アルファン 三菱パジェロエボリューション 4分27秒
6 G・ドゥビリエ フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 4分27秒
7 J・クラインシュミット フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 5分18秒
8 B・サビー フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 6分49秒
9 C・サインツ フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ2 8分59秒
10 T・マニャルディ シュレッサー・フォード 9分52秒
23 三橋 淳 日産ピックアップ 42分22秒
38 M・ポーンシリチャン 三菱レーシングトライトンエボリューション 1時間06分09秒
41 篠塚 建次郎 日産パスファインダー 1時間08分11秒
49 浅賀 敏則 トヨタランドクルーザー 1時間19分08秒
52 池町 佳生 トヨタランドクルーザー 1時間20分45秒
99 メン・ガン・ユアン 三菱パジェロ 2時間16分44秒



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