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第10戦 ドイツGP:決勝

 2008年F1世界グランプリ・シリーズ第10戦のドイツGPは20日、ホッケンハイム・サーキットで行われ、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が英国GPに続き2連勝。タイトル争いでトップに躍り出た。ホッケンハイムでマクラーレンが優勝したのは1998年のミカ・ハッキネン(フィンランド)以来10年振り。
 67周のレースでハミルトンは2位のネルソン・ピケ(ブラジル、ルノー)を5秒5抑えた。3位はフェリッペ・マッサ(フェラーリ、ブラジル)。日本の中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)は完走して14位だった。
 ポール・ポジションからスタートしたハミルトンはそのままトップに立ち、マッサ、ヘイッキ・コバライネン(フィンランド、マクラーレン・メルセデス)に1周後には1.8秒差をつけ、その差をさらに広げて18周目にピットイン。9秒のストップでコースへ戻った。順位は5位になっていたが1周後には3位、マッサ、コバライネンのピットインで再びトップに立った。レースはハミルトン、マッサ、コバライネンの順位で進んだ37周、トヨタのティモ・グロッグ(ドイツ)が正面ストレートでリアサスペンションを破損してクラッシュ。セフティーカーが入った。この間、ハミルトンはコースに止まり、レースは42周にセフティーカーがコースを去り再スタートした。この間多くの車はピットインして燃料補給しているが、なぜかハミルトンは走行を続けた。再スタートして間もない50周にハミルトン給油のピットインせざるを得ず6.6秒をロス。コースインしたときには5位に落ちていた。レース巧者のマクラーレンがなぜペースカーが入ったときにハミルトンの給油をしなかったのか…。「もう少し、コース整備に時間が掛かると思った」とマクラーレン側は話している。
 ここからハミルトンの目を奪うような追い上げが始まる。52周のヘアピンでコバライネンを抜き、マッサへ3.9秒差の3位。57周のヘアピンでマッサがインからアウトへ寄った瞬間をとらえてインを取り、2位へと躍進してピケに迫る。そして60周にはまたもやヘアピンでピケを抜き去いてトップに立ち、F1で8度目の勝利を獲得した。フェラーリのキミ・ライッコネン(フィンランド)、ルノーのフェルナンド・アロンソ(スペイン)は冴えがなかった。

筆者:中島 祥和 筆者HP






快走するルイス


メルセデス社のノルベルト・ハーグ副社長にシャンパンを浴びせるルイス


ホッケンハイムを走る中嶋一貴



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