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第16回ロードスターメディア対抗4時間耐久レース

チーム・ローガン、ツクバに燃える!(2005年9月17日 津々見 友彦)

 先日、9/17に筑波サーキットで恒例の「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」が開催された。
 私にドライバーとしてシートを与えてくれるのは「チーム・ローガン」。
 なにやら、アメリカのかっての大統領に似たような名前のチームだが、純国産チーム。 実はローガンは「老眼」と書くのが正しい。そう、「老眼」でないとチームに参加出来ない、れっきとした「ローガニスト(老眼)?」だけのチーム。監督は「ザ・モーターウイークリー」の吉田編集長。助監督は雑誌グーの池田編集長だ。当然ながら「ローガニスト」

 

チームローガン、揃い踏み。
レーシングロードスターはカッコ良い。手前は吉田監督。ドライバー左から熊野さん、横越さん、津々見、山口さん。全員老眼!

 


車検場での1シーン。
さすが、熊野さんレーシングエンジニアだっただけあり、どうしても重量には興味があるらしい。重量計に張りついて見ていました。


アイメトリクスのステッカーを貼るまどらぁさんとアキュラ君。朝早くからお疲れ様でした。


テキパキと抜群の動きのピットワークの篠ちゃん(左)と内田クン。有り難う!


Team Car Worldのご一行様。左からアキュラくん、まどらぁさん、しんさん、まやさん。

お手伝い有難う。Y(^-^)Y


予選前、篠ちゃんと打合わせする津々見。アイメトリクスは軽くて安全なので、モータースポーツには欠かせない。

 


ル・マンスタート!
この写真はスタートサポートする山口
さんが撮影。さすがジャーナリスト魂。スタートの緊張の中、心臓バクバクさせながら撮影したとのこと。

●ロートルの強い味方?
 それだけにドライバー陣は“ロートル”。筆頭は私だ。自慢じゃないが63才。それに、メカニズム解説では日本一!の元レーシングマシンエンジニアの“熊野学”さん。彼もすっかり“ローガニスト”になり、分厚い眼鏡でスペックを見ている。 昔若手だった元「オートテクニック」や「GPX」の編集長の山口さん、それに、これもまた若手のライターだった元「CG」編集部員のフリージャーナリスト横越光廣さん。この4人で、4時間レースを走りきるのだ。
 「ローガニスト」ながら、「近視」と「乱視」の3重苦の私をサポートしてくれるのが、「アイメトリクス」だ。
 強化プラスチックで、万一の事故の際も粉々にならずに目にダメージを与えにくいので、昔から好んで使っている。
 また、軽いのでモータースポーツにはピッタリだ。で・・。嬉しいことに「アイメトリクス」社が何と我が「チーム・ローガン」のオフィシャルスポンサーとなってサポート。ロートルには強い味方だ。
 チームカラーの「グラスマスク」(眼鏡マーク)が、カッコいいぞ!


カッコいいロードスターレーシング

 さて、当日の朝の練習走行。ドライブするのは新型のロードスター。ボリューム感のあるボディはカッコ良い。

 丸みのあるノーズは、意外と精悍。
 これにゼッケンと「アイメトリクス」のスポンサーロゴが入るといかにもレーシングマシンらしい雰囲気だ。
 サスのバネレートは殆ど変えずに多少、車高を下げた程度。エンジンはノーマルのまま。だが、レーシングシートとロールバーが入るとそのまま、レーシングマシンに変身。

 

●テスト走行ではバッチリ。が・・。

 テストではまず、私がマシンのチェックを兼ねてるコースイン。
 「タイム計測一周だけですよ!」長年、オブジェクトTで助けてくれたバリバリのGT現役チーフメカニック、「篠ちゃん」が声を掛けた。
 第1コーナーに進入。さすがに、乗り心地もよくしたロードスターだけあり、コーナーではロールが大きめなのは否めない。ナンバー付きのレースの雰囲気。タイヤはミシュランの「Pilot Preceda 205/45R17」の全くのノーマルタイヤ。街乗りのままなのだ。
 それだけに、レーシングスピードの高い限界速度で攻めると、やはりスキール音が出る。繊細なブレーキングと丁寧なハンドリングが求められるが、テクニックの勉強にとても良い。
 僅か、15分なので、他のドライバーとシェアして乗るために2ラップしかチャンスがない。一周を攻めて走り、ピットに入ると、篠ちゃん、津々見さん、2番時計だよ!とニッコリ!11秒1だ。
 バンザイ!バッチリのテスト走行だ。
 他のドライバー達も意外にいい調子。スピンもなく、無事にテスト走行を終了。

 

●予選は・・・?ハマリました!
 さて、予選だ。「津々見さん、Qタイヤを付けましたからね。10秒台たのみますよ!」篠ちゃん、張り切っている。実は新品のスペアタイヤをフロント左に付けてくれたのだ。
 「最初の1ラップだけ頑張って!」そう、レーシングタイヤは最初の1ラップが勝負なのだ。ピットアウトしてバックストレッチからエンジンに鞭を入れる。2リッターとなり、トルクが増し、バックストレッチのスピードの乗りが良い。 低速トルクもあり、レスポンスの良い使いやすいエンジンだ。最終コーナーを過ぎ、ピットの目線を感じながら第1コーナーに。ブレーキングしながら第1コーナーに進入。ここで、スーッとイン側に入るはずなのだが、ダラーっとアウト側に!「オッと・・」焦った。グリップしない!実は新品タイヤは皮がむけてなくグリップしないのだ。レーシングタイヤも同じだが、ソフトコンパウンドなので、半周もすれば剥けるのだが、一般タイヤはそうは行かない・・と、後で知り、篠ちゃんと二人でガックリ。
 予選は11秒417で14位。残念!ハマってしまったが、まずまず。

●スタートは私が!でもエンジンが・・。

 スタートドライバーは私が。そして、山口さんがサポートをしてくれる。
 よ〜いドン、でル・マンスタート。掛けて飛び乗り、シートベルトを。山口さん素早くシートベルトをサポート。だが、何故かエンジンがかからない。どうも、スロットルを踏んでしまったらしい。
 ドンドン出てゆく他のマシンを横目に焦る!スロットルから足を離した途端にエンジンが始動!監督から指導されそうだ。

●何とか挽回
 お陰で26台中、17位あたりでスタート。それからが、頑張りました。リヤが安定しているロードスターはスピンアウトの不安はない。ガンガンと攻めた。私のパートでは約50分をドライブするが、最後に6位まで上がったところで、ピットのまどらぁさんから、「津々見さん、次ぎBOXです」とピットインの合図。
 ピットインすると、今度は山口さんに交代し14秒台を出しながら走行。私の後半のタイムと変らない快調な走りだ。

 


広島のまさひこさんからの指示はSKYPEで。バックには燃費作戦表が表示される。ハイテクピットです。これが楽しい!


まさひこさんとインターネットで連絡を取るまどらぁさん。ハイテクピットの正体です。

●ハイテクピット
 Team Car Worldの「まどらぁさん」それに「まさひこさん」が燃費管理をやってくれるのだ。「アキュラ君」「しんさん」も応援に来てくれている。
 実は、昨年まで、チームの燃料管理は全て「まさひこさん」がやってくれていた。自らMR2で草レースに参加する彼は、ITのエキスパートだが、レースの綿密な作戦を立てる特殊才能がある。が、残念ながら広島に引っ越してしまった。
 だが、広島から参加をしてくれたのだ。ピットとは無線LANで広島の自宅を結び、刻々と燃費を計算して、まどらぁさんに伝える。文字チャットで連絡を受けると、まどらぁさんがピットクルーとドライバーに指示をする訳だ。まどらぁさんもITのエキスパート。かくしてハイテクピットが出現したのだ。

●使用ガソリンは110リッター
 今回使用出来る燃料は昨年まで1.6リッターエンジンの83リッターに対して、27リッター増しとなった。まさひこさんの計算では、充分に余る。「津々見さん、フルに7,000rpmで走って大丈夫ですよ!」とまさひこさんから司令があり、安心。 実は数年前のこのレースで、トップを走行中に、後20分を残して、完全に燃料を使い果たして、ピットロード入口で息絶えた経験がある。その経験から、まさひこさんにお願いすることとなったのだ。だから、今度は大丈夫。 


緊急ピットインで手持ち缶でガソリン

補給するチームローガンロードスター。ドライバーは横越さん。



燃料補給中消火器を持つ熊野さん。

捜してもいなかったので、しょげてます?

 


さすが、マツダワークス!パドックで

わすが30分でクラッチ交換!お見事!



ゴールした後、まどらぁさん(左)山口さん(右)から祝福を受ける。あ〜楽しかった!

 


レース終了後。燃料はたっぷり余ってました。まさひこさんの予想通り。

●順調な走り。
 山口さんも順調にラップを重ね、次には熊野さん。ピットでは20リッターの燃料補給を。手持ちの缶でいれるのだが、3分間の停止時間が義務づけられているので慌てることはない。
 熊野さんも徐々にタイムを上げて最後には14秒台で走り、さすがだ。
 横越さんもヨレヨレになったタイヤで、14秒台をマークしなかなかやる。老眼チームも馬鹿にしたものではない。
 他の編集部チームは若手だし、助っ人に、インディドライバーの松田秀士選手や、F1解説のGTドライバー脇坂選手や金石選手も参加していてレベルは高い。

 

●突然の緊迫が走るピット
 横越選手にシフトして数ラップして、チーフメカの篠ちゃんが、「緊急ピット!ガソリン補給!」と叫んだ。ピットが慌ただしい。消火器マンを兼ねる熊野さんが居ない!「熊さ〜ん」捜し回る。
 実は、事故のためペースカーが入り、その間に残りの燃料を入れようと言う突然の作戦。熊さんはパドックでバトル談義をしているのを発見!
 めでたく、消火器マンに変身したところで、老眼ロードスターがピットに滑り込み。無事に燃料補給完了。

 

●いよいよ最後の追い込みに!
 横越さんのペースもよく、無事に彼のルーティーンを消化してピットイン。この時点で18位。広島のまさひこさんからは「津々見さん燃料は充分あります。全開で行ってください」との司令。
 最後のルーティーンに再びステアリングを握った。コースに出るとさすがに真っ暗。実はスタートは4時だったが、今は7時を過ぎている。やはり景色が違う。 ピットのまどらぁさんから前のクルマを抜けとの指示が来る。やっと抜くと今度は背後から速いマシンがヒタヒタと迫る。
 タイトコーナーが上手い。何とか、最終コーナーで離すのだが、タイトコーナーに来ると詰められる。国沢さんのチームだ。もしかしたら国沢選手か!
 ついにバックストレッチで並ばれ、最終コーナーの入口を譲った。サイド・バイ・サイドで最終コーナーを抜けるが徐々に離される。う〜ん。まだまだ、修行が足りない。相手もかなりタイヤが消耗している筈なのに実に見事にタイトコーナーを曲げて行く。ラインも合理的で良い。走りながら勉強した。
 ヘルメットを見ると国沢さんではない様子、国沢選手も上手いが、まだ上がいるらしい・・。
 バトルを楽しむ間もなく、4時間が経ちチェッカー。ガソリンはまさひこさんの予測通りタップリと余り、ドライバー全員の安全な走りで、我々は無事に16位で完走!
 新型ロードスターの耐久性のパーフォマンスの高さを実証した。たとえローガン(老眼)でも眼鏡で補正すれば、しっかりと勝負出来る。楽しい一日だった。

 




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