2003-2004 日本カー・オブ・ザ・イヤー 決定!
2003-2004 日本カー・オブ・ザ・イヤー
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富士重工業 レガシィ
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特 別 賞
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・Most Advanced Technology |
ジャガー ジャパン XJ |
| ・Most Fun |
マツダ RX-8 |
| ・Best Value |
日産自動車 ティアナ |
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2003-2004カーオブザイヤーは、11/12-13日の間、小淵沢にある、リゾナーレ小淵沢にて開催された。
今年は、国産車と輸入車の区別無く選考されて2回目となる選考会だ。
ノミネートされた車達は、レガシィ 、A3、プリウス、BMW5シリーズ、RX-8、ティアナ、オデッセイ、トゥアレグ、 ジャガーXJ、ボルボXC90。

駐車場にはいつものように各メーカー、インポーターのテント村が並ぶ。が、一段と力が入っているのが、ホンダ。なんと、テレビCMで既にお馴染みのパッケージを持ち込み、更にその2階にはテラスまで付けると言うお洒落なもの。流石にセンスがいい。

各メーカーのテントは趣向を凝らし、選考委員たちを呼び込み、最後の試乗をさせる。
呼び込みのためには「お汁粉」「きのこ汁」、それにマツダはいろりがあり「蛎」の姿焼き?などもあり、食欲をそそる。が、選考委員は最後の試乗をしなければならない。
殆どの車は既に試乗済みだが、まだ点数を迷っている車はここで再試乗が出来るのだ。
お天気は幸いくもりで多少肌寒いが雨にはならない。

夜には前夜祭が開催される。タキシードで正装したカーオブザイヤー実行委員の拍手に迎えられ、入場。
まず、テンベストカーの認定が行われ、認定盾が山崎憲治実行委員長から各メーカー、インポーターに授与される。
その後が、お楽しみだ。各広報部制作の5分のコマーシャルビデオの上演が始まる。トヨタは何と伊達公子から黒川紀章などの著名人をずらりとならべた超豪華バージョンで、さすがに体力差を見せつける。ジャガージャパンはブルーム社長自ら出演し、上手な日本語で英語のレッスン教室をゴルフ場で行う。TEEの発音が、何故か、「Technology」と、なってしまう。つまり、「Most Advanced Technology」賞を暗示する仕掛け。ゴルフ場で何気なく出てくるキャディさんが、実は広報部長だったりしてその意外性が愉快だ。
その他、BMWの広報CMも秀逸だった。広報部の伊東部長が、丁度ニュースのキャスター風に登場、広報部員の女性が天気予報のキャスターでこれまた登場するのだが、広島(マツダ)地方は豪雨、三河地方(トヨタ)は雷雨・・、そして幕張(BMW)は晴天。と言う仕掛け。大いに受けた。
このようにユーモラスな広報部特製CMの後は解散して二次会となり、ライバルである各メーカーさん達の広報マン、エンジニア達、それに実行委員、選考委員たちの交流の場となったのだ。
【いよいよ投票当日】
翌、13日は朝から乗りたりない選考委員たちは更に試乗。そして、9時から10時までが3賞の投票が始まる。更にその後いよいよ本賞である、Car of The Yearの投票が始まった。選考委員たちはここで悩みに悩みながら投票。今年はトヨタプリウスを筆頭に、マツダRX-8、スバルレガシィが有力候補。それにダークホースのホンダオデッセイが虎視眈々と狙う。ティアナ、ジャガーXJ、トゥアレグは特別賞狙いの姿勢だ。
【特別賞3賞】
まずは、「Most Fun賞」からスタート。この特別賞は特にノミネートされた車だけではなく、今年の対象車全て53台から選べるもの。更には48票の1/3の16票以上なければ成立しない。フェアレディZロードスターなどが善戦するもの、RX-8の圧勝に終わった。
次ぎは「Best Value賞」だが、これは非常に白熱した。ティアナとトゥアレグの2台。他にもホンダライフ、トヨタプリウス、スバルレガシィなども点を稼いだが、鍔迫り合いはティアナとトゥアレグ。一時はトゥアレグ優勢と見えたが、最後にティアナが僅か1票差の18票を取得して「Best Balue賞」に輝いた。どちらもコストパフォーマンスでは価値があり、ティアナは3.5リッターながら284万円で手に入り、トゥアレグのV6はこのクラスで500万円を切る価格も評価された。
次ぎは「Most Advanced Technology賞」だ。BMW5シリーズとジャガーXJとが激しく争ったが、フルアルミボディとAT6速ミッション、それにスーパーチャージャーのあの強力な走りなどが評価され、ジャガーXJが逃げ切った。
5シリーズもAピラーから前方のボディ、フレームなどアルミ材で構成するなどなかなか先進的。更に電子制御のアクティブステアリング、アクティブヘッドライト、ダイナミックドライブなどハイテク満載だ。
ただし、速度によりステアリングレシオが可変するアクティブステアリングはクイック過ぎて、日本の道路事情には今のセッティングが合わず、そのため折角の目玉のアイテムが裏目に出た。
コンピューターのプログラムを変えて、もう少し大人しいセッティングなれば見直されるだろう。
この他にA3も評価されていたが、トップになれなかったのは惜しい。DSGはマニュアルミッションのギヤを使いながら、シフト遅れのないまるでフツーのAT感覚で走れるツインクラッチの自動ミッションだ。ただし、3.2クアトロのみなので、その点が弱かった。
【カーオブザイヤー】

下馬評ではプリウスが優勢だったが、蓋を開けると、レガシィとの一騎討ちとなった。レガシィの洗練されたスタイリング、フラットエンジン、それにハンドリングとブレーキングの高さなど、従来のレガシィの全てのウィークポイントを改善し、殆ど非の打ち所がない点などが評価された。
一方、プリウスも沢山の電子デバイスを組込んだハイテク性と動力性能の高さがウリで、オプションながら世界初の車庫入れ支援システムなど驚く仕掛けがあり、評価も高かったものの、ハイブリットとしては最初のデビュー時のような、新鮮味が欠け、その点が、リニューアルしフレッシュとなったレガシィとの差にもなった。
RX-8はスムーズなロータリーエンジンが評価されたが、スポーツカーならもう少し中速トルクの中間加速が欲しい。とは言え、ハンドリングもよく、4シーター、4ドアスポーツカーと言う新しいジャンルを創造した点は大いに評価された。だが、レガシィ、プリウスの陰に回って損した車でもある。
オデッセイもRX-8同様、2台の陰に泣いた車だ。ホンダらしいユニークな低床プラットフォームと言うアイディアでハンドリングがよく、それでいて乗り心地がいいミニバンは小淵沢の最後の試乗でも素晴らしい出来だ。ただ、4回めは取りすぎ。と、言う雰囲気もあり秘めた性能を持ちながら低いポイントに終わった悲運の車だ。
ちなみにハイテク好きな私はプリウスに10点、ハンドリングの良いレガシィには9点、そして新生ロータリーのRX-8に4点、マイルドな乗り心地のオデッセイに1点、アルミボディで軽快なハンドリングのXJに1点を投じた。どの車もすでに述べたようにレベルが高く、性能は僅差なのだが、1位に10点を配する25点の持ち点ルールではこうなる。

初のカーオブザイヤーを取得したスバルチームにはおめでとうを言いたい。愚直にレガシィを長年かかり磨き上げた結果だ。
また、3賞受賞のチームにもおめでとうと言いたい。
その他のメーカー、インポーターにも同様、おめでとうと言いたい。なにしろ、53台の中から10ベストに入ったのだから。
車の出来が均衡する中、より質の高い車でなければカーオブザイヤーは取れない。メーカーにとっては厳しく、またユーザーにとっては嬉しい時代と言える。
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