| 2000-2001 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー |
MERCEDES BENZ Cクラス |
2000−2001年のカーオブザイヤーの選考会が、2日間に渡り(11/14-15)従来の河口湖から、小淵沢のレゾナーレ小淵沢に場所を移して行われた。14日の午後から、ずらりと勢揃いした各車が並び、54名の選考委員が自由に各車を試乗し最後のチェックを行った。
【ノミネート車】
11月1日に、54名の選考委員からノミネートが投票で行われ、以下の車が決定していたもの。
 |
| お祭り広場風の試乗会会場。各社はそれぞれのにテントに陣取る。 |
 |
| 初日のパーティでノミネートの認定パネルが贈呈された。明日の決戦を前に和気あいあいの開発者達。 |
 |
| 明日の選考日を待つトロフィ |
 |
| トリビュートで試乗に出る菰田氏 |
 |
投票会場
まず、正面の実行委員から用紙を受け取る。中央は記入を終了して投票する熊野氏 |
 |
いよいよ投票。
左からボブ・スリーバー氏、吉田匠氏、中川和昌氏 |
 |
| 記入ミスのないよう、VAIOを持ち込む私。左から、吉田匠氏、中谷明彦氏、土屋圭一氏 |
 |
| ひとり締め切り最後まで長考する高橋国光氏 |
 |
| 開票はこのように大型スクリーンに点数がひとりづつ投影されて行われる。熊野氏の投票 |
 |
| 開票結果は随時このようにグラフで表示される。昔は表示に時間がかかったが、今回は実にスムーズ。手際がいい。 |
 |
| 山崎実行委員長から表彰される、シビックの開発責任者、杉原氏達 |
 |
入賞した3台と喜びの関係者
中央がシビックと開発者
左がCクラスと関係者
右が特別賞のインプレッサ |
【選考会の2日間】
テント張りの各車のブースに行きそれぞれの車を試乗するものだが、メーカーからは広報担当者、技術者達が沢山待機し、詳しい車の説明が必要なら即座にマンツーマンで教授も可能。そして広報マンの熱い懇願のまなざしを意識しながら、各社のブースを渡り歩いて再確認したい車を乗ることとなり、いささか精神的なプレッシャーが高まる。
各テントには嗜好を凝らし、コーヒーなどの接待やお汁粉、豚汁などの軽いスナックも用意され、縁日的な雰囲気もあり、ピリピリとした張り詰めた中にもなごみがあった。
【盛大なパーティ、各社の最後のプレゼンテーション】
午後7からパーティが始まり、タキシードに身を固めた日本カーオブザイヤー実行委員会の委員の出迎えを受けながら、会場に。
各社から15名以上のスタッフが参加しているので、実行委員、選考委員その他のスタッフを入れると400名近い大勢のパーティとなった。正に呉越同舟の感がある。
まず、山崎実行委員長から、ノミネートの認定の盾が各参加車の代表に送られ、次、各社から選考委員に向けての最後のプレゼンテーションが行われる。
広報担当者の腕の見せどころ。また、車のチーフエンジニアなどからのアピールがあるのだ。
特に今回ユニークだったのが、実行委員会が各社に依頼した手作りのプレゼンテーションビデオ。 ホンダ、マツダは社長自ら画面に登場すると言う熱の入れようだ。 マツダのM.フィールズ社長はたどたどしいながら、全て日本語でスピーチと言う大サービス振りだった。各社ともなかなかの出来栄えのプレゼンテーションビデオで、中にはとても手作りとは思えない立派な作品?もあった。
【2日め】
開けて15日はこの季節としては意外に温かな気候。朝8:00から試乗が始まる。まだ、殆どの選考委員は既に殆どの対象車に試乗済みだが、最後の確認のために忙しく試乗する。
私もこの日はシビック、シビックフェリオ、STi、フォーカスなどを試乗。シビックのキチンとしたハンドリングの良さ、静粛性の高さなど改めて見直す。もっともこの後のったセルシオの超静かでシルキィな走りはこれはまた抜群に良かったが、ただし、価格が高いので当然と言えば当然だが・・。
また、フォーカスのハンドリングは抜群でこれも秀逸な車だった。大変キチンとしていて破綻がない。ハンドリングだけで言えばCクラスより明らかに勝れているが、Cクラスはなんと言っても魅力的なスタイリングが七癖せ隠している。STiは相変わらず楽しい。アクティブな走りがワインディングで可能だった。ここで、エンジンのトルクが立上がる回転数が、体感的だと3500だと確認。試乗記では3,000rpmからと書いたが、これは訂正せねばならない。
こうしている内に投票締め切りの12:30まで後1時間となる。あわてて、投票ルームへ。ここではまず、氏名を申告して投票用紙を3枚貰う。日本カーオブザイヤーとインポートカーオブザイヤー、それに特別賞の用紙だ。特別賞は特に該当車がない場合は、記入しなくても良い。
点数の配点は実は意外と計算が面倒。そこで、私はVAIOのノートパソコンのエクセルの表計算であらかじめ入力票を作り、5車に25点配点しないと不足してもオーバーしても赤表示が出るようにして万全を期す。
やはり、セルシオとシビック、それにCクラスとフォーカスの選択を最後まで悩み続け、ついに投票締め切りぎりぎりまでに追い詰められた。同じ机に座った土屋圭一氏や中谷氏も悩みながら、それでも、先に投票。私は隣の吉田匠氏と最後の方まで居座ることとなる。
やっと決意して投票に。ここでまず、実行委員のチェックを受ける。まず、正しく5車に配点しているのか? 合計点に間違いはないのか? などの検査があり、晴れて投票完了。ところがまだ、居座っている人がいる。何と高橋国光氏。彼は一台づつ価格なども含めデータをチェックしながらの長考。急いで昼食を取り、それから開票場に駆け足!
【いよいよ開票】
いよいよ開票!ひとりづつ名前を呼ばれ、大きなディスプレイに配点が発表される。会場の前方には実行委員それに選考委員が。後方にはメーカーの皆さんが息をこらして一喜一憂しているのが手に取るように感じられ、身が固くなる。
10名の投票ごとにバーグラフが表示されスリリングな時が流れる。こうして、まず最初にインポートカーオブザイヤー、そして日本カーオブザイヤー、最後に特別賞の投票が終了した。
インポートカーでは最初、フォーカスが激しくCクラスと競合い、あわやフォーカスかと一瞬感じたが、後半にCクラスが伸びた。
日本カーオブザイヤーではシビックが当初から快調。トヨタは既に3回も連続入賞しており、ここらで他のメーカーさんにも回したいとの雰囲気もあり、トヨタ離れもあった様子。
セルシオは確かにハイレベルな車だが、価格も高いのであたり前的な雰囲気もある。その点、低価格なシビックはコストパフォーマンスが高く、これも志向は違うがハイレベルな走りの車だ。シビックに決定して妥当な線と言える。カローラやオーパ、オデッセイ、インプレッサに10点を投じた選考委員もいた。それぞれの車に対するポリシィを反映させたもので、多彩な思想が厚みを持たせていた。
さて、各受賞者の方々が晴れ晴れとした表情で壇上に上がりトロフィーと認定書を受賞。その後屋外で記念撮影が行われた。大歓声で祝いあうホンダのスタッフ達。すごすごと静かに立ち去る敗れた関係者。こうして2000−20001のカーオブザイヤー選考会は幕を閉じた。優秀ながらたまたま、他に競合がいたため落選したほとんどのクルマに対しいささかの心に傷を感じながら、でもこうして日本の車を着実によくしているんだと言う自負も感じながら小淵沢を後にした。
【選考結果】
| 日本カー・オブ・ザ・イヤー | 票数 |
| 1 | ホンダ シビック/シビックフェリオ/ストリーム | 475 |
| 2 | トヨタ セルシオ | 325 |
| 3 | スバル インプレッサ | 166 |
| 4 | トヨタ カローラ/カローラフィールダー | 146 |
| 5 | 日産 エクストレイル | 77 |
| 6 | マツダ トリビュート | 46 |
| 7 | ホンダ オデッセイ | 42 |
| 8 | ダイハツ YRV | 36 |
| 9 | トヨタ オーパ | 26 |
| 10 | 日産 ブルーバード シルフィ | 11 |
| インポートカー・オブ・ザ・イヤー | 票数 |
| 1 | ダイムラークライスラー メルセデスベンツ Cクラス | 441 |
| 2 | フォード フォーカス | 323 |
| 3 | ボルボ V70 | 281 |
| 4 | ダイムラークライスラー PTクルーザー | 166 |
| 5 | GM ザフィーラ | 139 |