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津々見 友彦の「おかしいじゃないか?」
Vol.1 日本の交通行政
 ドイツが世界に誇る高速道路網はアウトバーンと呼ばれているが、これは皆さんも 知って通り基本的に速度は無制限である。が、ある時アウトバーンで白バイに遭遇し た。BMWのバイクに乗る交通警官を知らずに一気に追い越してしまったのだ。白バ イに気付いて私は思わずやばい!一瞬心臓が縮むのを感じながら直にブレーキを踏ん で速度を落とそうとした。が、追い越す私を見てその警官は特に興味を示す様子もな く淡々と走っている。「アッ、そうか!アウトバーンでは速度違反で捕まることはな いのだ。」と気がついてホッとしながら、またアクセルを踏み速度を元に戻した。

 哀しいもので、道路でパトカーや白バイに合うと本能的にブレーキを踏んでしまう のは日本の非近代的な交通行政の中で育ったドライバーだからである。聞くとアウト バーンの交通警官役目は、道路で故障したり、困っているドライバーを助けるために パトロールしているので、どこかの国のように隠れて安全速度(その道路状態に対し て)で走っている車を無理やり捕まえて罪人にするような馬鹿げた仕事はしていな い。勿論、どこかの国の交通警察官が悪いのではない。そのような無意味な速度制限 を設けて指導している交通行政を司どる関係者が車に無知なだけだ。丁度、車や路面 電車が始めて社会に取入れられた時、その前に赤い旗を持って警告のために人を走ら せた時代の遠い昔の非近代的な感覚でしか車をとらえていないからだ。

 ドイツでは車は”時間をセーブ出来る便利な道具”として効率的に使われている。 アウトバーンからランプを使って一般道路に降りる時だ。いままで速度無制限だった が、ここには70km/hの標識が出ていた。日本で良く見る速度制限の標識だ。日 本では経験的に大体倍の速度でも通過できる。40km/hとある時には80km/ hの速度でもまず大丈夫だ。70km/hの標識を見た時には私は「まあ、大丈夫だ ろう・・・」と90km/hまで速度をダウンして20km/hオーバーでその左 ターンのランプウェイを降ろうとした。が、その後大変なパニックに陥る事になっ た。(続く)

筆者:津々見 友彦 Update:1999/9/25




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