Copyright © 1999-2008 CarWorld, All rights reserved.

その他のエッセイ
さよなら、そしてこんにちは!ミニ
ミニ・クラシック(現行ミニ)生産終了
BMWは41年と1ケ月の歴史に彩られた「ミニ・クラシック(現行ミニ)の生産は2000年9月をもって終了すると発表。グループの英国・バーミンガム工場(旧名:ロングブリッジ工場)は、2001年に発売される新型ミニの生産の準備をすることとなる。
累計530万台もの販売台数を達成したミニは、新ミレニアムを「ヨーロピアン・力一・オフ・ザ・センチュリー」の栄誉と共に迎え去した。現在受注済み分と僅かな在庫を勘案すると、今後入手可能な現行ミニ・クラシックは世界中でわずか杓11,000台で、そのうちの過半数が日本市場向けとなる予定。

 それにしても、デザイナーのアレック・イシゴニスは先進的と言うか、合理的なデザインをしたものだ。FF、横置きエンジン、4隅に置いたタイヤ、しかも10インチの小径タイヤの使用。ラバーコーンスプリングや、ハイドロラスティックサス、そしてセンター・メーターなど実にユニークだ、そして横置きエンジンのFFシステムは現在の常識的なセオリーとなったが、すでにこの時代に造り出している。ミニの成功がその後のファミリィーカーに大きな影響を与えたことは言うまでもない。
また、41年間も生産され続けたとは凄い。流石に基本ポリシィがしっかりしたものであり、また、ユニークな可愛らしいデザインが愛されたのも理由のひとつだ。

 ミニが私に印象づけたのはモータースポーツでの活躍だ。当時のフォーミュラマシンのコンストラクターである、クーパーの協力を得た”ミニクーパー”が大活躍した。レースでも活躍したが、もっとも印象的だったのは67年になんてオーバーオールウイナーとなったモンテカルロラリーだ。信じられない出来事だった。アルトーネンとリドン組みが優勝したのだ。リドンは後にトヨタのヨーロッパレーシングディビジョンであるTTEのオベアンダーソンの右腕になり、私はスターレットのCM撮影でアンダーソンと一緒に1週間行動をともにした時にお会いした。物静かな紳士だが後に惜しくも事故死する。

 先日レーシングミニを筑波サーキットでドライブしたが、流石に癖が大きい。FFにはかなり慣れていたつもりの私も最初はてこずった。トルクステアーが強く、とにかくステアリングをしっかりと押さえていないといけない。また、ステアリングの操作量も大きくが忙しい。が、慣れてくると軽量なボディの”やんちゃ坊主”は活発に走り、実に楽しい。また、コーナーで安定性も高く、この愛らしいボディに似合わない程強者だ。
沢山我々を楽しませてくれたキュートなミニよ、有難う。次世代のミニよ!また我々を楽しませておくれ
筆者:津々見 友彦 Update:2000/2/3




Copyright © 1999-2008 CarWorld, All rights reserved.