Copyright © 1999-2008 CarWorld, All rights reserved.

その他のエッセイ
省燃費運転のすすめ1
省燃費運転
 消費燃料を少なく走るにはどんな運転をすればいいのか?
まず、車は走ると様々抵抗が起る。その抵抗を乗り越えて車は走るのだが、抵抗の大きさに応じてエンジンパワーが必要。そしてパワーが大きいとそれだけ燃費も大きくなる。

A)走行抵抗
走行抵抗の中で主だった抵抗は以下のようなものだ。


1)タイヤの転がり抵抗
タイヤはトレッド面のゴムが路面に押さえつけられ歪んで伸び、それが元の形に戻ろうとする時に駆動力やコーナリングのためのグリップ力を発揮してくれるが、同時に抵抗力も出してしまう。空気の減ったタイヤの自転車はベタッと吸いつくように道路に張りつく感じで押すととても重い。これは抵抗が大きいからだ。(この状態で乗ると腰がないのでとても乗りにくいが・・)空気を極端にパンバンに入れてしまうと、タイヤが歪まず、接地面積も小さくなるので、押しても軽いし、走りも楽だ。
が、適正な圧力以上に空気を入れると、グリップ力は低下してしまい、コーナーなどでは危険だ。つまり、グリップ力が発生するとどうしてもそれに応じた抵抗力が出る。これがころがり抵抗である。同じタイヤなら車重に比例して大きくなる。


2)空気抵抗
次に、車は空気の中を走るので、いわゆる”風を切って走る”ことになる。空気は速度を持つと非常に粘っこいものだ。数トンもある重いジャンボジェットを持ち上げてしまうだけの空気の塊になるぐらいだから。
100km/hで走行中に手を窓から出すとすごい力で後ろに押しやられた経験があるだろう。空気はスピードがない時など、静止していると抵抗ない。がスピードが付くと抵抗大きくなる。無風では凧も上がらないが、風があると上がるからこれは誰でも体験的に知っていることだ。
実は空気抵抗はその速度の二乗に比例して大きくなる。だから、50km/hの時と100km/hの空気抵抗は2倍ではなく、4倍にも大きくなる。


3)加速抵抗
 静止状態から段々と速度を伸ばして加速する時にはこれまた抵抗がある。加速抵抗だ。一定の速度で走行するとこの加速抵抗はなくなる。


4)勾配抵抗
 登り坂では平坦路にはない抵抗が出てくる。これが勾配抵抗。下りではこの抵抗はマイナスになる。

タイヤの空気圧は正しく!
 これらの、抵抗を小さくすることが必要だ。1)のころがり抵抗を出来るだけ出さないようにすること。まずは正しい空気圧を入れること。空気圧が低いとタイヤの歪みが大きくなり、転がり抵抗が大きくなる。また、車重の重い車は軽い車よりころがり抵抗が大きい。

・ころがり抵抗の小さなタイヤを選ぶのもコツ
 また、ころがり抵抗の小さなタイヤを選ぶのもコツ。最近は省燃費タイヤなどが市販されているのでそれを選ぶのもひとつだ。ワイドトレッドの接地面の大きなタイヤは基本的にころがり抵抗は大きくなる。もっとも転がり抵抗の小さなタイヤはそれだけグリップ力は小さくなるので、スポーティーな運転には要注意。またブレーキ性能も低下するのでそれに応じた運転も必要だ。


・ボディにより変る空気抵抗
2)の空気抵抗は車がもともともっている空気抵抗係数(Cd値)の小さなものを選び、また、前から見た投影面積(前面面積)が小さいものが良い。これらを組み合わせた、Cd値×前面投影面積(A)の値であるCdAの値の小さなものが省燃費運転には有利だ。大型のRVより小型のヴィッツみたいな車がこの点は有利。背が低く前面投影面積が小さくCd値も低いホンダのインサイトなどはこのCdAが小さい代表例だ。

・スムーズな加速
3)の加速抵抗は急激な加速をせずに、また車重も軽い方が有利。車が重いとこの点は不利になる。

・登り坂は避ける?
4)の登り坂はなるべく登らない方が瞬間的な燃費には有利だ。もっともアベレージで考える登りがあれば下りもあるので平均すると帳消し(正確には帳消しにはならないが)になりやすい。

筆者:津々見 友彦 Update:2000/2/4




Copyright © 1999-2008 CarWorld, All rights reserved.