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その他のエッセイ
ドライビングレッスン、2ぺダル編
2ぺダル(ツーペダル)・ドライビング
 AT車の操作で、MTと大きく違い、そしてMTよりメリットのある使い方はぺダル操作だ。スポーティな走りと共に安全性の高い走りが出来るのである。是非、AT独特のぺダル操作をマスターして見てはどうだろう。
 遊園地のゴーカートを乗った時に2ぺダルながら誰でも上手に乗りこなせている。是非車でも練習して見て欲しい。ただし、安全な場所で充分なトレーニングを積んで自信を持ってから実践して欲しいが。

あわや大事故!からの回避
 私は一方通行のブランドコーナーで前から車が来てあわや正面衝突!と、なったこ とが3回ある。

その1
 首都高速道路を上野方面に銀座から走って来た。その先は左にそして右のブライド・コーナー。左にコーナリングして次に右に曲がろうとした途端、真正面から車が向かってくる!一瞬目を疑ったが、とにかく左足は既にブレーキング。“ギョワー”とタイヤはスキール音を立ててたが相手は右に、こちらは左に避け、無事セーフ!2ぺダルブレーキングのお陰とホッとしたものだ。

その2
 第三京浜の東京からの入口のひとつは用賀方面から来ると左にグーッと曲がり込んでほぼ180度のコーナリングだ。一方通行だし気持のいいコーナリングが楽しめる。いい気分でここをスイーッとコーナリングしていて直進状態になろうとした途端、真正面から軽自動車に4人乗りで鉢合わせ!“ウォーッ”とびっくりしたが、この時も2ぺダルで左足が即座にブレーキング!家族4人を大けがさせずに無事に通り抜けられた。

その3
 同様な体験は他の一方通行であるが、その他にスクーターとの事故になりそうになったことがある。この経験は大抵のドライバーの方はあると思うのでご紹介したい。片側2車線の道路で、右の反対車線は渋滞状態。私は右のガソリンスタンドに入ろうと右折待ちをしていた。そこには信号はない。渋滞中なので、右の車が通してくれようと手で合図してくれた。
 一台だけ通れるスペースがあり、右折するや、私は“早く通過しないと悪い!”と、思いアクセルを踏んで素早く横切ろうとした途端、左前の車の屋根の上を白いものがスーッと近づいてくる。
 “うっ?”と思ったが直にそれがバイクのヘルメットだと気付く途端、左足が動いた!まだアクセル戻す前に左足がブレーキングしてくれたのだ。アクセルとブレーキングが一瞬同時に踏まれたのでやや距離は伸びたが、スクーターの手前で停止でき、“あわや!”と、言う前に衝突の危機から回避できたのだ。

「2ぺダル・ドライビングのメリット」
 そもそも、アクセル、ブレーキ、そしてクラッチと3個のぺダルを2本の足で操作す ることが、不自然なのだ。それにしても右足は器用にも足許を見なくてもアクセルか らブレーキと踏み変えるのだから、考えたら空恐ろしい気もする。
 合理的なのは2つのぺダルに2本の足。つまり右足はアクセル。左足はブレーキとそれぞれ専門化させるのがもっとも合理的。踏み間違えることが全くない。
 そのメリットを考えてみよう。

  1.  いつでもとっさにブレーキを踏め、安全性が非常に高い。100km/hでの走行の場合、ぺダルの踏み換えで0.5秒遅れると、約13mあまり空走してしまう。この13mを無くせるのは大きい。
  2.  ぺダルを踏み間違えることがない。
  3.  アクセルとブレーキをタイムラグなく瞬時に切換えることが出来、スポーティなドライビングで効率が良い。
  4.  加速、減速を連続して行なうスポーティな走りや、危険回避の時に威力を発揮する。などが、メリットだ。
「練習は簡単」
 それでは練習して見よう。最初に左足でブレーキングした時にはたぶん、ガツン!ときついブレーキとなりびっくりした経験があると思う。最初は誰でもクラッチの感覚で踏んでしまうのでガッツンと力強いブレーキになるが、これも練習ですぐにスムーズに踏めるようになる。

「練習しよう」
 まずは安全な場所で練習しよう。

  1. 最初はエンジンを止めておいて、左足でしっかりとブレーキング。この時に、強く踏んだり緩めたりしてブレーキをぺダルタッチの雰囲気を何度か試す。

  2.  次にエンジンをそのままかけ、Dレンジにシフト。左足で踏んでいるブレーキぺダルをそーっと離す。(するとAT車はトルコンのクリープ現象でアイドリングでも前に走り出す。)

  3.  車が走り出したので、今度はそのまま左足でブレーキぺダルを静かに踏み込んで車を止める。
    (これを数回繰返すとブレーキの踏み方の雰囲気が感じられたと思う。丁度、アクセルを踏むように静かにそーっと踏込めばよい。)

  4.  今度はいよいよアクセルを踏んで走らせてみる。(この時に後に車が接近していないことを確認しておこう。急ブレーキとなった時のことを配慮しておく)右足でアクセルを踏み、次にゆるめてから左足でブレーキを踏む。スムーズにブレーキング出来たら、これを数回繰返し練習。ガッツンがでなくなったらしめたもの。
「2ぺダル・ブレーキングのコツ」
 不安なく、2ぺダル操作をするのにはそれぞれのぺダルにつま先を乗せ、踵をフロアーに付けておくのがコツ。つま先を乗せないでフロアーに足を置き、ブレーキングの際にはじめてぺダルに足を乗せるのでは、どうしても最初は不安になりまごつく。が、最初からぺダルにつま先が乗っているとただ、そのまま踏めばよいのでまごつかない。馴れるまでは最初からぺダルに足を乗せて置くスタイルで走らせるとよいだろう。(馴れてからも、高速道路等では最初からブレーキぺダルにつま先を乗せて置くと使いやすいし安心感が大きい。私は今でも高速道路ではこのスタイルだ。安心感が圧倒的に違う。)

「ミスシフト事故も防げる2ぺダル」
 ニュートラルから他のギヤにセレクトする時はブレーキングしていないと最新のATはレバーが動かない仕掛けになっている。ATの暴走事故が多発してからこうなった。が、右足ブレーキングでは、これでも完璧ではないが、左足ブレーキングなら以下の時にも安心だ。

  1.  右足でブレーキングして、ニュートラルからDレンジなどにシフトする。が、この時間違えてRのリバースにセレクト。
  2.  その後、右足はアクセルぺダルに移動。つまりブレーキぺダルは完全に無防備と なっている。
  3.  スタートしようとアクセルを踏込む。ぐっと勢よく踏込んで発進。がここで初めて間違えたことに気が付く。
  4.  慌てて、ブレーキに踏み代える。が車は既に数m走ってしまう。
    こんな風にして暴走事故が起きるのだ。最悪の場合はアクセルとブレーキを踏み間違えると悲劇が起こるのだ。
筆者:津々見 友彦 Update:1999/11/6




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