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ショートコラム
8月のコラム:日産自動車先進技術07
 先日、日産自動車で開発中の新技術を色々と見せて貰いました。

 そのひとつに、前方をレーダーで監視していて、前方のクルマなどに近づくとそのままのスピードでは追突や衝突の可能性が出るとコンピューターが判断した場合、グッグッとスロットルぺダルを持ち上げ、ぺダルの違和感でドライバーに知らせる仕掛けです。ドライバーがこの刺激で危険に気付き、アクセルから足を離すとすかさずブレーキングを開始してくれ、ドライバーがブレーキを踏み換えるより先に減速し、衝突を防ぐ“ディスタンス・コントロール・アシスト”(DCA)がありました。これはうっかりよそ見している時などは有り難いシステムだと思います。今年の冬から“フーガ”に搭載予定とのこと。

 更にいくつかありましたが、その中で、とても興味をひかれ面白かったのが、“アラウンドビューモニター”(AAVM)です。このシステムは以前から日産が開発していますし、既に左端の側面の景色がモニターで見られるシステムは、“プレサージュ”などに“サイドブラインドモニター”として取付けられ利用されてますが、それらの発展型です。

 セレナの実験車にはフロントノーズ部分と左右のサイドミラー、そしてリヤハッチの4箇所にカメラが付けられています。

 前方のカメラはクルマのノーズ部分を写し、これは特に珍しくはありません。また、リヤカメラも今や当たり前になりつつあります。が、右側のビューは珍しいですね。で、何がユニークかと言うと、前後左右の景色をコンピューターで合成し、まるで、自分のクルマの真上にカメラがあるように、俯瞰図で見られることです。

 これは素晴らしく便利でした。白線で仕切られた駐車位置にクルマを入れる時も、自分が高い位置から自分のクルマを眺めている感じで操作出来、駐車場のど真ん中にクルマを移動出来てピタリと見事に駐車させられます。勿論、途中で他のクルマや建物などの障害物に接触しそうになるのも早めに確認でき、スムーズにバックが出来ます。

 もうひとつ便利だと思ったのが、発進前のクルマまわりの安全確認です。小さな子供がいたり、また障害物があったりしてもすぐに発見できとても安全です。よく、幼稚園の送迎バスにお兄ちゃんを迎えに来た幼い幼児が事故にあう新聞記事を目にし、心を痛めますがこんな場合も、ドライバーがモニターを一見すれば、簡単に防ぐことが出来、とても有効なシステムだと思いました。秋に発売される次期エルグランドに搭載予定とのことで、価値あるアイテムだと思います。


セレナのAVM実験車


フロントカメラ、非常に小型のカメラでした。


ミラーの下に組み込まれているサイドカメラ


ナンバープレート上部にあるリヤカメラ


左に俯瞰画像、右にフロント画像が表示される。左右の画像はそれぞれ見たい画像がチョイス可能。


左に、左側面の画像、右に右側面の画像。左側面画像で、前のクルマの角が確認でき安心して並列駐車から出られる。
筆者:津々見 友彦 Update:2007/8




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