| 8月のコラム:トラックに自動ブレーキを |
8月19日付けの朝日新聞の記事で「トラックに自動ブレーキを」と言うものがあった。レーダーなどのセンサーで前方のクルマとの車間距離と速度から、そのままの速度では危険と判断したら、最終的に自動的にブレーキをかけるというもの。
既に乗用車では、「プリクラッシュセーフティシステム」として「レジェンド」や「マジェスタ」「レクサスGS」などに装備されていて、うっかり追突の事故を大幅に低減している。
ニュートン力学では運動エネルギー(E)は、「E=1/2×m(質量)×v(速度)二乗」と定義されている。速度が半分になると運動エネルギーは1/4になる訳だ。
車重が乗用車の5倍以上にもなるトラックは乗用車以上の効果がある。同じ速度なら乗用車の5倍以上の破壊的な運動エネルギーがある大型トラックの追突事故では数々の悲惨な事故が起きている。
7/25にも東名高速道路上り線の名古屋付近で、大型トラックが乗用車に追突し4台が絡む玉突き事故で2名が焼死と言う悲惨な事故があったばかりだ。
既に全日本トラック協会では今年の7月に「被害軽減ブレーキ装置」に対して20万円の助成金を出すこととしているし、国交省が助成や優遇税制を検討をはじめ、来年度からの実施を目論んでいるのは吉報だ。
現在大型トラックでは唯一日野自動車の「プロフィア」にこのシステムが装備されている。システム価格は50万円程度らしいが、苦しい経営のトラック業界としては、楽ではないだろう。が、しかし、事故を起してしまうと、50万円程度ではすまされない。一刻も早く全大型トラックにこのシステムの普及が望まれる。
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