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Inpression

ポロGTI:試乗記
(Polo GTI)
筆者:津々見友彦

ポロGTI
独断評価
エクステリア★★★★☆
インテリア★★★★★
動力性能★★★★☆
操縦性★★★★・
制動性★★★★☆
ミッション★★★★☆
静粛性★★★★☆
乗り心地★★★★・
ユーティリティ★★★☆☆
コストパフォーマンス★★★★☆
総合評価★★★★・
 フォルクスワーゲンの中で小型のハッチバック車のポロだが、昨年5月に部品点数で60%もの変更のあるビッグマイナーチェンジされたもの。そのポロシリーズの中で、1.6リッターエンジンを搭載するもっともスポーティーなGTIを試乗した。
<エクステリア>
サイドビュー リアビュー  決して派手ではないが、すっきりとした真面目派のスタイリングだ。サイドビューはやや、デザインのバランスが気になるが、私が好きなのはリヤデザイン。ピシッと張りのある端正な面を持ち、心地よいスタイリングだ。 GTIでは、ラジエターマスクがより精悍になり、ガスディスチャージのヘッドライト、そして品の良い、小さなフロントスポイラー、リヤスポイラーが与えられ、15インチホイル仕様となっていてスポーティーだ。
<インテリア>
ダッシュパネル メーター  小型車ながら質感が高い。品の良いインテリアだが、それでいてスポーティーな雰囲気がある。メーターパネルはアナログ3眼だが、クロームのリングがお洒落だ。ステアリングホイルは革巻で、5速MTのシフトノブとはコーディネイトされている。ヘッドライトのダイアル型スイッチやドアハンドルまで細かくデザインが行き届き楽しい。  GTIの伝統の赤色を使い、ステアリングホイルやシートに赤のステッチが入る。ドア内張りは品の良い赤のツートンでこれも楽しい。

--ドライビングシート--
ドライビングシート  GTI専用のスポーティーなバケットシートはルックスもいいが、座り込むと適度な剛性があるバックレストはランバーサポートの形状もいいので、心地よく座れる。左右のサポート性も適度にあり安心感がある。ルーフのゆとりは12cm程度ありこれも不満はない。比較的高めのアイポイントは前方視界もよく開けて見え、圧迫感もなくこれも良かった。

--リアシート--
リアシート  フロント同様スポーティーなデザインのバケット的なシートだ。それだけに3人掛けの時の真ん中は辛いのは否めないが。
バックレストなどの剛性もありロングツーリングでは疲れにくいだろう。ただし、ランバーサポートの形状はやや不満で、もう少し欲しいところ。ルーフのゆとりは12cm、膝のゆとりは16cm程度あり外見よりはずっと広く、満足だ。
<動力性能>
エンジンルーム  エンジンは他のポロシリーズが1.4リッター、75PSに対し、1.6リッターの4気筒DOHC,16バルブで125PS/15.5kgmの出力を持つ。
トルクは低回転域の2,000rpmからも出していて、3,000rpmに達すると一層加速は力強くMAXになる低、中速トルク型だ。有効なトルクは2,000rpmから6,000rpmもの間発生していて、使いやすいトルク特性なのだ。0-400加速は16秒台で、軽快で大きく不満のない加速感だ。
<操縦性>
 フロントにストラット、リヤにはスタビライザー付のトーションビーム式トレーリングアームだ。タイヤはミシュラン、パイロットSX、195/45R15を履く。
 パワステはどちらかと言えば軽目だが、ナチュラルなフィールなので不満はない。直進中の座り感も自然でいい。小さな舵角では応答は大人しいが45度舵角からしっかりと応答するリニアリティの高いハンドリングで好感が持てる。ロールは小さめで高速道路でも、ワインディングでも安心感のある走りが可能だ。
<制動性>
 ブレーキはフロントにベンチレーティドディスク、リヤはドラムだが、ABSEBDを装備する。ぺダルタッチの剛性感もまずまずで効きも良かった。
<ミッション>
 5速MT仕様。左右のゲートは比較的狭いが、前後のストロークは長めでフツーの雰囲気。シンクロはよく気持よくシフト出来た。
<居住性>
--静粛性--
 エンジンノイズは3,000rpmを超えて4,000rpm付近からは大きめになるものの、うるさくはなく、特に気にならない。
 ロードノイズも小さめで、ノイズは全体に不満のないものだ。

--乗り心地--
 意外なことに、乗り心地はマイルド感がある。もっともビシバシと固めの雰囲気を予測したが、ゴツ、ゴツ感はない。非常に洗練された乗り心地である。
<ユーティリティ>
トランクルーム  リヤのトランクルームは左右の幅は狭いが、そこそこのスペースを持ち。中ぐらいのバッグなら2個は入りそうだ。また、リヤシートバックは4:6で倒せるので、その分荷室は拡大可能。ハードシェルとリヤゲートはリンクされていて、外から荷物は見えないので安心だ。
<その他>
エアバッグ
 前面左右と前席のサイド・エアバッグ。

カップホルダー
カップホルダー  フロントのセンターコンソールにひとつ。

12Vソケット
 トランク内にあり、何かと便利。

ISOFIXチャイルドシートアンカー

衝撃感知自動ロック解除機能
 事故などの際、ドアロックを解除し救助が可能だ。

<気に入った点>
 インテリアの質感、ハンドリングの良さ。

<気になる点>
 リヤシートのバックレスト形状。

<まとめ>
 端正なルックス、そしてお洒落なインテリアなど魅力的な装いの車だ。ハンドリングは剛性の高いシャシーらしく、ステディで安心感が高い。適当なシャープさで落ち着いたリニアリティの高いハンドリングは好感が持てる。また、乗り心地は意外によく、突起乗り越えも不満がなく、日常的な使用に耐えられ実用性も高い。女性にも乗りやすい車だ。

車種 全長 全幅 全高 ホイルベース トレッド 前 トレッド 後 乗車定員 駆動方式
Polo GTI 3,750 1,660 1,425 2,410 1,370 1,380 5 FF
エンジン
容積(cc)
KW(PS) 最大馬力
回転数
Torque
Nm(kgm)
最大トルク
回転数
最少回転半径(m) 10・15モード
燃費(km/l)
1,597 92(125) 6,500 152(15.5) 3,000 4.9 15.0
車重 W/P W/T C/P C/T P/L C/L 価格
1,090 8.7 70.3 17.6 141.9 78.3 1,378 2,200
*価格は全て千円単位
*W/P
パワーウェイトレシオ 1PSあたりの車重(kg/ps)
*W/T
トルク・ウェイト・レシオ 1kgmあたりの車重(kg/kgm)
*C/P
コストパワーレシオ 1PSあたりの価格
*C/T
コストトルクレシオ 1kgmあたりの価格
*P/L
排気量、1リッターあたりの馬力
*C/L
排気量、1リッターあたりの価格。エンジンサイズに対する大凡の標準価格が推察できる。ただし、装備やグレードは無視。
●今回の試乗車のみのデータ
●価格はオプションを除いた値段


Update:2001/4/16



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