トヨタiQ プロトタイプ
(Toyota iQ proto type)
筆者:津々見友彦
●期待のコンパクトプレミアム 東京モーターショーでも参考出品されていた、“iQ”のプロトタイプをテストコースで試乗した。
ルックスはキュートで更に知的な雰囲気もあり、好感が持てる。“iQ”を見るとどうしても、その先輩である“スマート”を意識してしまう。日本にもこのようなお洒落なコンパクトカーが出てきて欲しいと思っていたが、いよいよ出現した。
ホイルベースはスマートより135mm長く、ヴィッツより460mm短い2000mm。更に特徴的なのは幅が1680mmで、ヴィッツより15mm狭いだけで、スマートに比較すると120mmも広い。
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●インテリアも程よくお洒落 エイをイメージする、三角形のセンターコンソールが中央部にあり、メータークラスターなどはちょっぴりお洒落にデザイン。“スマート”程アッと驚くインパクトはないのが惜しいが、半歩ほどお洒落に。それがトヨタ流だが、もう少しお洒落にこだわっても良かったのでは・・・。ダッシュパネルは助手席側はえぐらて助手席を前に移動でき、リヤシートの足元を確保できる仕掛けだ。
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●心地の良いフロントシート フロントシートはヘッドレスト一体のハイバックタイプ。薄いシートながら、腰の包み込み感がよく出来ていて居心地は良い。
助手席は290mmも前後にスライドできリヤの足元を確保。そのリヤシートはややバックレストは立ち気味だが、最低不満のない角度。小柄な私の場合、運転席後部でもギリ、ギリ座れ、またルーフの高さもギリ、ギリ。左側シートなら、足元はゆとりが出てくる。
後部シートで気になるのがリヤウインドの近さだ。直背後にガラスが迫り、後突がちょっと怖い。もっとも、後部にもリヤウインドカーテンエアバッグが用意され、その不安を払拭してくれてはいる。
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●動力性能は軽のターボ並。 3気筒、1リッター、71馬力エンジンは“ヴィッツ”“スマート”と同等。ただ、“スマート”並にアイドリングの際のシートのバイブレーションがちょっと気になる。
全開加速させると動力性能はCVTの走りで、軽のターボ並の0-400加速19台ぐらいの雰囲気で、まずまず不満はない。
燃費は23km/l(10・15モード燃費)とのこと。
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●居住性は満足 気になった乗り心地だが、これはまず、まず。路面の良いテストコースのため正確にはレポートできないが、路面の目地でも大きく不満はなかった。
エンジンノイズ5000回転でも耳うるさくなく、ロードノイズもあまり感じなく、合格だ。また、ピッチング感もなく、この点でも好印象。
●スムーズなハンドリング 100q/hの高速走行ハンドリングも穏やかな挙動で安心感は高い。それでいて、最少回転半径は3.9mと小さく、(スマート4.2m)すこぶるとり回しが良い。
●効きの良いブレーキ ブレーキはフロントにデスク、リヤはドラムだが、効きに不安はない。もっとも急ブレーキの場合、ノーズダイブ感が大きいが不安は全くない。またコーナリングブレーキでは結構コーナー内側に姿勢が向くが、慣れれば不満はなく場合によっては危険回避に利用できる。また面に強くブレーキングすると標準装備のVSC(ヴィークル・スタビリティ・コントロール))が効き出し安定させてくれるので安心感は高い。
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●ユーティリティ 後部荷室はリヤシートを立てているとさすがに狭く小さな荷物(32リッター)のみ。だが、リヤシートを倒すと232リッターと拡大され、ゴルフバッグ2個の搭載もゆとりだ。
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●まとめ お洒落なコンパクトカーながら高遮音性のガラスや自動防眩ミラー、スマートエントリー&スタートシステム、CVTなど装備も充実したプレミアムスペック。大柄な大人なら3人は乗れ、小柄な人なら4人乗車は可能。乗っていると賢そうに見えるクラスレスな低燃費のコンパクトカー。かなり心が動かされた。
■スペックの車重は予想値です。
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