●ガッシリと押出し感のあるスタイリング
台形基調のスタイリングは“ガッシリ”と押出し感があるのが特徴。一見、オーソドックスにも見えるが、サイドの綺麗な面の仕上げでオーバーフェンダーなどモダーンにデザイン。
サイドは後部席のドアのウエストラインが高めにキックアップして室内の安心感を演出するもの。
エクステリアデザインはノーマルな“ZEST”とラジエターマスクの開口部が広く、フォグランプ、エアロフォルムバンパーなど配してスポーティーな“ZESTスポーツ”と更に“テールゲートスポイラー”を与える“ZESTスポーツターボ”など、3種類のエクステリアが選べるのだ。
●カッチリと質感も高いインテリア
センターにメタル調イメージのパネルを配し、質感の高いインテリアは軽自動車のイメージはなく、普通車の雰囲気。オプションながら、“HDDインターナビ”付きの場合、ステアリングホイルはまるでシビックの3本スポークタイプのようなコントロールスイッチ付きとなり、一層ラグジュアリーな雰囲気になる。
メーターパネルは3眼タイプ。立体的な造形のあるデザインだが、昼間でも照明によりくっきりと文字が見え見やすい。また、トリップメーターは6桁表示となり、オイル交換などの時も使えるし、設定すれば点滅で知らせてくれるのも便利。外気温度計、平均燃費も表示され路面凍結も予測でき安全性も増している。
●センターアームレストもあるゆったりシート
フロントシートはベンチ風。だが、シートバックはキチンと左右のサポートがデザインされていて、バケットシート風に使えるデザイン。座り込むといつも気にしているシートバックの腰の部分のサポート(ランバーサポート)も程よく支えてくれ腰が落ち着き心地よく座れる。
アイポイントも高めにあり、前方視界も良い。フラットなダッシュとAピラー(一番前にあるフロントウインドの柱)も左右に三角窓があり、外が見やすく圧迫感がない。
フロントシートには右に長いセンターアームレストがあり、ドアサイドのアームレストも肘まで掛けられ、ゆったりとドライブ出来るのは嬉しい。ルーフのゆとりも私の場合24p以上もあり、170pクラスの背の高い男性でもゆとりがある。
●リクライニングでリラックスも出来るリヤシート
リヤシートもベンチタイプ。背中も伸びて座れ、心地良く座れる。シートバックは50:50で倒せ、リクライニングも可能なので、長距離ドライブの時は後席がゆったりと休め、これは嬉しい。
リヤシートのアイポイントも高く、圧迫感がないのもいい。フロアーはフラットなので、足の置き場にも困らなく、広々感がある。
センターアームレストこそないが、ドアサイドのアームレストが長く、ゆったりと肘が掛けられロングドライブでは嬉しい。ルーフまでのゆとりは18p、膝のゆとりは私の足で24p程度もあり、軽自動車ながら後席の居住性は高い。
●癖がなく軽快なターボエンジン
ライフで実績のある660ccのi-DSIエンジンはホンダ得意のツインプラグ仕様。これにターボを与え高いトルクを絞り出している。
Dレンジでスタートさせるとスムーズに発進してくれた。低速からも必要なトルクは出ているが、フルスロットル(アクセル全開)で踏ん張ると3,000rpmあたりからターボが力強いトルクを出し、ふっとふっ切れたような軽快な加速に乗せてくれる。5,000rpmあたりまで高いトルクの中速トルクタイプで使いやすい特性。0-400加速は19秒台に入る雰囲気で、トルクのある加速感は普通車に対して引けを取らずに走れる。
●低、中速トルクでスムーズなNAエンジン
ターボのないNA(ノーマル・アスピレーション)エンジンも低、中速トルクタイプの設定なので、実用的で使いやすい。
0-400加速の雰囲気は23秒ぐらいの様子。3気筒ながら、スムーズにレッドゾーンの7500まで伸びてくれ心地よいエンジンフィールだ。
●しっかりと効きの良いブレーキ
フロントにベンチレーティッドディスク、リヤにはドラムで、これにABS,EBD,ブレーキアシストの3点セット付き。ほどよくブースター(倍力装置)を効かせてアシストするので、コントロールがしやすく、更に確実に効いてくれ、サーキットを攻めた走りでもビクともしなく、安心感がある。
●安心、安定、質の高い操縦性
まず、誉めたいのは電動パワステのナチュラルさだ。まるで油圧パワステのようにスムーズで癖がない。直進状態から切り込んでも素直で手応え感が変化しないのが良い。
また、テストコースでは140km/hの高速ドライビングを試したが、直進安定性がよく、安心感の高い走行フィールだ。
ノーマルZESTは155/65R13のアスペックを履くが、まず、正確なハンドリングなのが特徴だ。しっかりとしたボディ剛性、低床プラットフォームコンセプトの低重心の賜物で、コーナーにめがけてステアリングを切り込んで、クルマの向きが変る挙動がスムーズなのだ。リニアリティ(舵角に比例的)のあるしっかりとした操縦性は質の高さを感じる。ロールもよく抑えられていてワインディングで高速で攻めても不安のない走りだ。
●よりスポーティーなZESTスポーツターボ
165/55R14のヨコハマ、A406を履くZESTスポーツ、WはFFながら、もっともスポーティーな設定のクルマ。もっとも締った“スポーツサスペンション”をもつ。
タイヤと足の違いで、さすがに“ノーマルZEST”と比較すると応答はよく、より歯切れの良いコーナリングが楽しめる。テストコースのサーキットを全開で攻めて走ったが、タイヤがまったく鳴くこともなく、スムーズにコーナーをクリアー。シャシー剛性の高さと、サスペンション設定の良さで、4輪タイヤを最大限に使うために、タイヤが鳴かないのだ。 また、オーバー100q/hの高速コーナリングでも、常に弱いアンダーステアな操縦性なので、全く不安なく安心してコーナリング出来る。とは、言っても程よいスポーティーさに設定されているので、いたずらに神経質な操縦性ではないから普段の足として使っていても疲れず安心感のある操縦性だ。
●静粛性も高く、快適な居住性
エンジンをスタートさせるとすこぶる静かなアイドリングで、気がつかないと、エンジンが停止しているのかと思い、スターターを回してしまい、“チーン”とギヤを鳴らしてしまい、恥をかいてしまったぐらい。
またエンジン回転が高まり5,000rpm以上になっても、エンジンノイズは抑えられていて不満はない。6,000rpmでも耳ざわりなノイズはカットされエンジンサウンドを楽しめ、疲れない。
乗り心地は“ノーマルZEST”では13インチタイヤのために、凹凸路を走らせても、マイルドで快適。ずばり心地の良い走りだ。
“ZESTスポーツWターボ”はコーナリングの良さとトレードオフで、凹凸路では流石にコツ、コツと硬め感があるのは否めない。だが、路面の小さな凹凸は気にならず、ザラつきのある乗り心地はなく、充分日常的使える乗り心地と言える。
●大きなリヤゲート、低いフロアー
ラゲージ・ルームのリヤゲートはクラス最大級に大きく開く。また、フロアーの地上高は530oと低いのも特徴。重い荷物が乗せやすい。
後席を立てている時には203リッターで、小型のバッグ2個ほど積めるスペースがあり、このクラスではトップのスペースだ。
更に積載する場合は、後席を倒すと最大容積は739リッターと大きくなる。後席は荷室側から簡単に2アクションで床下に折り畳め、(ダイブダウン)これはライフゆずりだが、更に優れているのは、リヤシートのヘッドレストは最下部に下がっていれば外さなくて良いことだ。軽くスムーズに畳んだり立上げることが出来使い勝手はすこぶる良い。
また、“W”に標準装備され、他にはオプションの“アクティブパッケージ”には“ワイパブルボード”仕様にフロアーがなっていて、簡単に水分や汚れが拭きとれ、子供やワンちゃんも気軽に乗せられるのは便利だ。
●特に気になる装備
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エアバッグ
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前面エアバッグは当然だが、オプションだが、前席用サイド・エアバッグや、前から後席までのサイド・カーテンエアバッグが用意されているのは嬉しい。
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撥水シート表皮
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“W”に標準装備され、他にはオプションの“アクティブパッケージ”に含まれる装備。子供がジュースをシートにこぼしても簡単に拭きとれるのは嬉しい。
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消臭ルーフルーフライニング
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“W”に標準装備され、他にはオプションの“アクティブパッケージ”に含まれる装備。タバコや汗の匂いが消臭され爽やかに保たれるのは嬉しい。
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ヒーテッドドアミラー
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雨、雪の時に、ドアミラーの曇りがとれ安全性が高い。
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電波式キーレスエントリーシステム
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キーを持たずに、ドアの開閉やエンジンスタートが出来、非常に便利。
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●まとめ
ホンダらしく、“低床プラットフォーム”コンセプトで仕上げたハイトワゴンだ。
低いフロアーにより、乗り降りをしやすく、また、低い全高に保ちながら、室内高を高くすると言うマジックが隠される。
ガッチリとしたボディスタイリングで、軽自動車ながら、普通車に負けない迫力がある。ハンドリングが正確で、走りが良いのが特徴だ。