●スポーティー7シーター
低い車高でクーペ感覚も取り入れたスポーティーなイメージに変身したニューストリームは一見すると3列シート車には見えないエクステリアだ。力強いフェンダーのラインなど走りをイメージするスタイリング。
車種体系は大別すると1.8と2リッターに分けられ、更にFFの2WDと4WDの駆動が選べ、そして「ノーマル」とフォグランプを装備しフロントマスク、スポイラー持ち、17インチアルミホイルを履くスポーティーな「RSZ」が好みによりチョイス可能だ。
●操作性の良いスポーティーコクピット
ホンダ流3本スポークのステアリングホイルがちょっとリッチな雰囲気を見せる。チルトの他にテレスコも追加されドライビングポジションが合わせやすいのも誉めたいところ。その奥にはスッキリとスポーティーなダッシュパネル。メーターは2眼タイプで赤い針のアナログ。いぶし銀の雰囲気のリングで囲われ落ち着きのあるデザインで良い。夜間はフロアーコンソールのカップホルダーと同色のブルーのリングが光り、あやしげなムードも醸し出す演出も隠される。 セレクターレバーはインパネシフト。ガンメタ風な金属的で塊感のあるインパネから出て、手近で使いやすい。その横にはエアコンスイッチがあるが、手近でこれも操作性がいいのも特徴。
●大型でしっかりとサポートするフロントシート。
シートバックは高く、また幅も広げられ座り心地は向上した。スウェード風のファブリックと中央部分はネット状で通気性の良い生地で構成されるシートバックはサイドサポートも大きくなりコーナーでも身体を受け止めてくれ、疲れが少ない。SRZはブラックとシルバーの引き締まったスポーティーなカラーリング。低められた全高ながら、室内の頭上の空間は充分で、小柄な私の場合20p程度ものゆとりがある。
●足元すっきりのセコンドシート
シートバックは旧型より高くなり、バケットシート風にサイドサポートがしっかりとデザイン、身体を預けやすいので疲れにくい。更に、フロント同様、フラットフロアーの両サイドは広げられ足元の自由度が増えて快適。
また、ルーフのゆとりは私の場合で12p程度はあり、圧迫感は全く感じない。大きくスライドが出来、もっとも後方に下げると膝のゆとりは25p程度もあり広く、ゆとりが増した。リヤシートもぜいたく感に浸れる。4:6でシートバックは分かれて倒せ、荷室サイズ向上にも貢献。
●居住性が高まったサードシート
目立って向上したのが3列シートだ。第1はシートバックサイズが85oも高くなり背中が心地よくフイット。座面もクッション性を下のフレーム形状を変えてまで高め、居心地は格段に向上した。足元左右も広がり、虐げられない。ニースペースも15o広げられたお陰で私の場合、ひざのゆとりは20p近くもあり圧迫感がない。ルーフも10p近いゆとりで、大人でも最低限の快適な居住性を確保できている。左右にはアームレストがあるのもリラックス出来る。
●低速トルクが高まりストレスのない走り。
1.7リッターだった旧タイプから、1.8リッターにスケール・アップされた103kw(140ps)エンジン。トルクとパワーが高まり、一番メリットを感じるのは発進直後の加速性能。もたつき感があった1.7と比較すると圧倒的にストレスのない低速からの加速フィールは小気味良い。0-400加速は17秒台に入る快速で旧タイプをはるかに凌ぐ。
2リッターは低燃費、低、中速トルクタイプの新型エンジンとなった。パワー型が得意のホンダが大人びた「実用型」に振ったもの。環境や経済性に対応したものだが、最大出力こそ6ps低下したが、低、中速トルクはグッと太くなり、結果的には発進加速は速く、0-400加速の雰囲気は17秒前半でこのクラスとしては軽快だ。低速からトルクが太いため癖のない走りだ。また、10・15モード燃費(km/l)が1.8と同じ14.8km/lとしてクラストップにセッティングするあたり、エンジンのホンダらしい意地を見せた高性能ぶりと言える。
●スムーズな5速AT、使いやすい7速CVT。
全車ATだが、1.8には5速ATが与えられ燃費にも寄与している。旧タイプより、より手近になったインパネシフトのセレクターレバーは節度感のあるフィールが小気味良い。シフトもスムーズなつながりで気持ちよかった。
2.0にはトルコンCVT仕様だ。クリープもナチュラルに起きるし、発進も力強くまた普通のATのようなエンジン回転と速度の高まり感なので違和感はない。
楽しいのは「RSZ」に与えられたパドルシフト。
左でダウン、右でアップだが、嬉しいのはDレンジで走行中に触れると、その瞬間からマニュアル・モードになり、素早いシフトダウンなどが行える。その後操作がないと、自動的にDレンジに復帰してくれると言う優れもの。
「Sレンジ」にシフトすると「マニュアル・モード」となり、1.8では5速、2.0では7速のスポーティーな走りが楽しめる。レッドゾーンに達すると自動的にシフトアップしてくれるのも嬉しい。ただし、低回転でもキックダウンしないのは惜しいところだ。
●女性にも優しいブレーキ
ブレーキは全車フロントデスク、それに
ABS,
EBD,
ブレーキアシストの3点セット付きだ。リヤブレーキは1.8Xのみドラムだが、他はソリッドディスク付き。比較的軽い踏力でしっかりと効かせているので女性ドライバーにも優しい設定。と、言ってもブースターを効かせすぎてはいないので神経質な操作はなく安心感のあるブレーキングだ。
●癖のないクリーンなハンドリング
全車、205サイズのタイヤとなり、安定性が大きく高まった。RSZ系は255/55R17サイズでその他は255/65R15サイズ。
省燃費のために電動パワステ仕様となったが癖がなく、まるで油圧パワステのようなナチュラルなフィールは誉めたい。ノーマル仕様のハンドリングはまるで乗用車感覚のナチュラルな操縦性で好感が持てる。ロールも抑えられ、ミニバン特有の頭が重く、フラッとロールが入る雰囲気は全くない。心地よくワインディングを攻められる。「RSZ」はやや足は固められ、加えてリヤにもスタビライザーが与えられ応答とコーナリング中の安定を確かだ。タイヤは215/55R17を履きそのために応答感が更にリニアで遅れ感がなくキッチリとしたスムーズな走りだ。ロールも更に抑えられワインディングの走りがスポーティーな感覚で楽しめる。
●快適な乗り心地、静かなエンジン
225/65R15を履く、ノーマルストリームの乗り心地はマイルド。路面の小さな凹凸は殆ど感じず軽快な乗り心地だ。
一方、205/55R17を履く「RSZ」は流石にハンドリングが良いだけに、小さな凹凸はやや感じる。とは言え不快な鋭い衝撃は全くと言って良いほどなく大きな不満感はない。
静粛性は基本的に非常に良好。特にエンジン・サウンドは5,000、6,000rpmという、高回転でも静かに抑えられていて“シューン”と言うような軽快なサウンドのみ。嫌な雑音は取り払われ気持ちの良いノートだけ入り、適だ。
エンジンノイズが小さいだけに他のノイズが気になるのも確か。荒れた路面だと205/65R15のスチールホイル仕様の場合ややロードノイズは大きく感じるのは気になる。もっとも路面が良くなれば当然に気にならないことは付け加えておきたい。
●ユーティリティ
3列シートを立てていても荷室には小型バッグが2個程度は入れられるが、更に工夫がされていのは、荷室のボードが左右別々に取りはずせ、外すと深いトレイが現れる。ここに買物袋などを入れると倒れにくく、また転がらないので何かと便利なトレイだ。
更に、3列シートのシートバックは簡単に倒せる。ベルトを引っ張るだけで、左右別々にそのまま簡単に折り畳め、広い荷室が出現。2列めシートも倒せるのでいざという時の荷室にゆとりがある。
●その他の目立つ装備
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エアバッグ
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前席左右は標準装備だが、1列めのサイド・エアバッグと1-3列のサイドカーテンエアバッグはオプション。
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ディスチャージヘッドライト
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ロービーム、オートレベリング/オートライトはRSZに標準装備。1.8Xと2.0Gにはハロゲンヘッドライト(マニュアルレベリング付き)が標準装備。
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電波式キーレスエントリ
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全車に標準装備。今や必需品。スイッチだけで施錠、開錠が可能で便利。
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トランペットホーン
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トランペットホーン
このクラスとしてはハーモニーのある高級なトランペットホーンが奢られて、音の質感も高めている。
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Honda HDDインターナビシステム(リヤカメラ付き)
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オプションながら、欲しいアイテム。バックの際のリヤビューが見られ安全性が高いし、インターナビはGoogle mapにルートを乗せられると言う楽しいもの。これは欲しい。
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ISOFIXチャイルドシートアンカー
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2列めシート左右に。
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IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)+マルチインフォメーションディスプレイ
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ミリ波レーダーで、前車に追従走行出来るクルーズコントロールは高速道路のロングドライブでは安全性も高くお勧め。オプションながらこれも欲しいアイテム。
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追突低減ブレーキ(CMBS)+E-プリテンショナー
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うっかりミスで追突しそうな時、さっと助けてくれるお助けマン。欲しいアイテムだ。オプション
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VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)
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オプションだが、スピンやコースアウトを防いでくれる安全装置。欲しいシステムだ。
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●まとめ
頭上空間の広さはステップワゴンに任せ、ミニバンとしては低い全高のスタイリッシュなエクステリアに徹した。ボディサイドのボリューム感のあるラインなどスポーティー。
動力性能も燃費とバランスさせた優等生。
乗り心地を重視するのなら、1.8Xか2.0Gがお勧めだし、スポーティーな走りを重視するのなら「RSZ」がお勧めだ。それでも乗り心地には充分配慮がされている。
全ての車種でアブソーバーなどの設定は異なるなどきめ細かなこだわりがされ、乗り心地とハンドリングを重視した。3列シートを含め居住性を高めたクロスオーバー7シーターである。