オデッセイ(ODYSSEY)
●運動性能を高めた低床プラットフォーム
オデッセイは、多人数乗用車のテイストを高めたミニバンとして、1994年に初代が発売されるとたちまち人気となり、ミニバンブームの先頭を切った車だ。以来ホンダの基幹車種となった。ただ、オデッセイのヒットにライバル達が続々と出現、2代目で防戦するも、アドバンテージが低下した。が、この度3代目がそのアドバンテージを取り戻すべく、数々の秘策を引っさげ登場した。
新型オデッセイが目指すのは「多人数乗用車」でありながら、“操縦性”を更に高め、しかも“乗り心地”を高めると言うライバル達に対する“突き放し作戦”だ。
そのための秘策の一つが、“低床プラットフォーム”と言う、アッと驚く隠し業だ。
なんと、80mm低くした全高ながら、室内高は旧タイプより5mmも高く、低重心ながら室内スペースはミニバンスペックのままと言う、いかにもチャレンジするホンダらしい発想だ。低い重心、低い全高は操縦性のみならず、空力的には有利になる。
おまけに、1550mm(2WD)の全高は殆どの立体駐車場に入る強みがある。
●黒豹をイメージしたエクステリア
外観デザインは旧タイプのイメージはあるものの、フロントフェンダーが張出し、ミニバンとは一線を画するスタイリング。知的でスピード感のある“黒豹”をモチーフにしたと言う。ブルーのヘッドライトが個性的だ。 今回のモデルでは全て7人乗り仕様だが、秘策のひとつに、3列シートの電動折り畳み機能がある。一部にオプションながら床下に格納、展開がスイッチひとつで行えるのは男性のみならず、女性には喜ばれるだろう。
その他、標準仕様車に新開発の7速モード付きCVTを装備し、オプションながらアブソルートには追突軽減ブレーキやインスパイア同様、車間距離制御をするクルーズコントロールなども用意されている。
●アブソルートも同時発売
今回は、スポーティーでパワフルな“アブソルート”も同時に発表された。旧タイプではV6、3リッター仕様があったが、ニューモデルではすべて2.4リッター(標準仕様も)となった。
標準仕様が118kw(160ps)に対してアブソルートでは147kw(200ps)(FF),140kw(190ps)(4WD)とパワフルで殆ど旧タイプの3リッターの210PSと遜色ない。そればかりか、車重が大幅に軽量化されているので、パワーウェイトレシオはむしろ軽いぐらい。走行パフォーマンスに不満はない。
V6、3リッターエンジンが廃止されたのはエンジンルームをコンパクト化と、軽量化でハンドリングなどの運動性能を高めるため。バリエーションは標準仕様ではベースのS仕様と最も豪華仕様のL、その中間のM仕様があり、トップエンドにアブソルートがある。いずれのグレードもFFと4WDが選べる。
価格はSの220万円からアブソルート4WD仕様の282万円まで。販売はホンダの全4輪ディーラーとなる。
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